要は算数

しばらく続きます、中学受験体験記。

本屋さんに行くと、「中学受験は社会で決まる」とか、「国語で差が付く中学受験」と言った内容の本が売られています。
では、いったい何で決まるのか??と言うと、絶対に落とせないのは算数です。難関校になればなるほど、算数は落とせません。
算数、こればっかりは一朝一夕に仕上がるものではありません。前の週の単元がわかっていなと、どんどんわからなくなっていってしまいます。6年生夏過ぎからは、総合問題を解きまくることになるのですが、図形と速さのミックス問題、比と立体のミックス問題、というように非常にハイレベルになってきます。ですから、4年、5年と、その週その週の単元をしっかり理解していなければ太刀打ちできない事態になってしまいます。

算数が得意だと、比較的安定して点が取れるのが強みだと思います。娘の場合も算数だけは私と主人でできるだけ勉強を見てましたので、得意教科になっていきました。そのうち、娘が超反抗的になり、「大丈夫、自分でやる」と言って聞かなかったので、ためしに放置してみたら、一気に成績が下がって慌てたことがありました。

それから、算数の要は基礎的な計算力です。毎日15分くらいは計算問題を必ずやったほうがいいと思います。
中学受験するかも、と考えているお子さんの多くが、3年生までは公文で、4年から塾にギアチェンジしてきます。
ですから計算に関しては1年生からしっかりやっておくと非常に有利です。公文に通わなくても、おうちで計算ドリルをやるとか、そろばんでもいいかと思います。4年生からの本格的な受験勉強に入る時点で、アドバンテージがあるとよいですね。

アドバンテージですが、なにも算数に限ったことではありません。
たとえば国語、本をよく読むか読まないかで読解力は全然違います。
社会に関しても、歴史が大好きで歴史漫画がおうちに全巻あるとか、時代劇を日常的に見てるかとか、そういったことでも変わってきます。我が家は受験勉強するまで、歴史のれの字も触れていなかったので、本当に歴史では苦労しました。。
主人が買ってきた本に、その辺のことが詳しく書いてありましたので、ご紹介します。
なるべく早い時期に読むと、参考になるかと思います。

中学受験の失敗学 (光文社新書)

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札幌の塾は

娘が小4にあがるとき、息子は卒園した春、主人に札幌転勤の辞令が!
寝耳に水、しかも札幌!遠い!ということで、かなり慌てました。

「札幌」といったら時計台とラーメン、テレビのニュースで見る雪祭り、くらいの認識しかなく、縁もゆかりもない土地。
ついていくかどうか、少し迷いました。
当時、私の周りでは、小学校低学年であっても、パパが単身赴任、というご家庭が多く、ついていくのは少数派でした。

私は、初めの転勤で住んだ京都の生活がとっても楽しかったこともあり、引っ越しに関しては前向きな考え方を持っていました。
それに、下の子はまだ卒園したばかりで、何年になるかわからない母子だけの生活にも不安を感じたこともあります。

札幌に引っ越すことに決め、東京から札幌の塾の情報をネットでいろいろ調べました。
検索してみると、札幌は転勤族が多いので、我が家のように首都圏の学校をうけるために、塾に通っている子が結構いることがわかりました。

いくつかの塾に説明を聞きに行って、娘の第一希望の学校にも毎年合格者を出している四谷大塚NETの夏期講習に、引っ越しの翌日から参加することに。わたしも引っ越しの片づけが忙しく、この時の勉強は全然見ていませんでした。

正直、四谷は、面倒見という点では△でした。なにしろ先生が忙しく、全学年をうけもってらっしゃるので、塾のない日に質問に行くとか、塾の授業の前にわからないところを聞くとか、そういう時間があまりとれないシステムでした。
それでも、本人にやる気があれば、授業後に質問するとか、くらいついていくのでしょうけれど、フワフワと当事者意識のない娘は、わからないところがあってもそのまま帰ってきていたようです。しかしながら、予習シリーズはとてもよくできたわかりやすいテキストで、先生方も熱心で、全体的にはいい塾でした。校舎もとってもきれいです。

札幌で比較的評判がいいのは、大通りにある日能研です。通っていた同じ学校のお友達のママから聞きましたが、非常に面倒見が良いそうです。我が家が通っていたわけではないので、本当のところはわかりませんが、疑問点をすぐに先生に聞けるというのありがたいです。東京でも、「サピに行っている子は、結局家庭教師もつけないとついていけない」という話はよく耳にしていました。サピックスは、まさに予備校みたいな感じでしたから。集団授業は、本人がよっぽどしっかりしていないと、わからないまま流れていってしまいますので、要注意です。

いずれにしても札幌から首都圏の学校を目指して受験勉強している子たちは、必死で頑張っていました!!
東京の塾だと、「麻布コース」とか「女子学院コース」とか、学校別の対策授業なんかもありますけど、こちらではみんな一緒に「首都圏コース」になるわけです(笑)。うちの子も日曜特訓で麻布や渋幕の問題なんかもやってました。
札幌から首都圏受験、十分可能ですので、これから予定がある方は頑張ってください!!
ただ、都立の中高一貫校の受験資格はありません。こちらを受験したい人は、6年生のうちに東京に戻る必要があるかと思います。ホームページに受験資格が詳しくかいてありました。

塾の違いについて

中学受験のための塾、いろいろありますが、大きく分けるとやはりサピックス、四谷系(早稲アカ、東進など)、日能研、個別といったところでしょうか。

我が家は3年の夏から4年の夏期講習前までサピックス、その後札幌に引っ越ししましたので、近くの四谷大塚net(経営は錬成会です)に6年の夏期講習後までお世話になりました。

サピックスに関しては、それはもう、、、プリントの整理が大変でした。
そもそも決まったテキストというものがない?というか、毎回の授業のたびに小冊子が配られるのです。問題と回答も別々、それも全教科ですから、その整理整頓は子供にはとてもできません。問題は良質だと思いましたが、一冊にまとまっているほうが圧倒的に便利だと思いました。
ただ、そのプリントを整理することで、子どもが何をやってきたかということが自ずとわかるようになるのはいいと思います。

その点、四谷系の塾は予習シリーズを使いますので、わからないところを復習するのも楽にできるし、効率はいいのですが、ついつい塾任せになってしまって、わからないまますぎてしまう危険性があります(笑)。毎週土曜日の週テストで、その週の単元の理解の度合いが図れるシステムではありますが、我が家はそのテストに振り回されてしまった感があります。今思えば、週テストの結果に一喜一憂するのはナンセンスでした。とにかく次から次へとこなしていかなければならず、非常に大変でした。これはどこの塾でもそうなんでしょうけれど。

サピックスで非常にいいなと感じたものには、「基礎トレ」があります。毎日こなしていく算数と理科の一行問題の小冊子です。四谷のテキストに、似たような「計算と一行問題集」というのがありますが、「基礎トレ」のほうに一票ですね。そもそも理科の一行問題集は四谷にはありませんので。娘は暗記が苦手で、生物の暗記は最後まで苦しみましたが、四谷にも理科の一行問題集があったらよかったです。

どの塾も、一長一短ありで、はっきりいって、自分で勉強できる子はどこの塾でも大丈夫なんだろうと思う今日この頃です。我が家は6年の夏期講習後のテストで2回続けて悲惨な点数だったので、塾をやめて、家庭教師の先生と私と主人で分担して見てました。結果的にはこれが一番本人に合っていたのだと思います。

つづく

なぜ中学受験なのか?

忘れないうちに、我が家の受験体験記をまとめていきたいと思います。

そもそも中学受験勉強をしようとしたきっかけは何だったのか?

今思い返してみると、一つの大きなきっかけは、3年生の時、四谷大塚主催の全国統一小学生テストと、サピックス主催の公開テストを受けたことです。今にして思えば、それまで学校の宿題と、コラショと、そろばんのお稽古ぐらいしかしていなかった娘が、塾のテストでいい点数をとれるはずもないのですが、私が予想していたより点数が悪く、その結果に私が焦ってしまいました。
それで夏期講習からサピックスに通うことにしたわけです。
3年生の時はサピックスも週一回で、全く負担もなく、算数の問題などは本当に頭の体操になるような面白くて良質な問題が多くて、「塾に通うことにして本当によかった」と思ったものでした。。

それから、全国統一小学生テストの答案を返却してもらう時に、東進の先生から伺ったお話も、中学受験を決めるきっかけになりました。「中学受験をするメリットってなんでしょうか」とお聞きすると、東進の先生は「選択肢の多さ」を理由に挙げられました。
高校からの募集がない学校が多いこと、また数回受験できる学校が沢山あるということ。高校受験では、たとえば都立なら一度しか受けられないし、私立にしてもほとんどチャンスが一回であるということ。このお話は非常に説得力がありました。
それで、なんとなくですが、我が家も中学受験を視野に入れて勉強するようになったわけです。

つづく

受験、終わる!

ブログの更新、超久々です。

やっと娘の中学受験が終わりました〜〜。
北海道から首都圏への受験で、情報も少ない中、なんとか頑張って無事に憧れの第一希望に合格することができました。

3年の夏期講習からサピックスに通い、引っ越し後の4年の夏期講習からは札幌の四谷大塚系列の塾へ、最後の4か月は塾をやめて家庭学習。
最後までドタバタしました。本当に第一希望の学校の合格をつかむのは容易なことではありませんでした。

娘の反抗期とも重なり、地獄のような日々もありました。
なんで中学受験なんて始めてしまったのだろう?と自問自答する日々。
我が家は途中で引き返すことはしませんでしたが、小学生がここまで勉強しなくちゃいけない中学受験というものには、正直疑問を感じざるをえません。初めから知っていたなら・・・きっと挑戦しなかったでしょう(笑)。
ついつい、ここまでやったのだからもう少し、もう少しと頑張ってしまいました。
結果的には合格したので、今となってはいい思い出になりつつあります。

少しずつ、中学受験体験記でもまとめていこうかと思います〜。
これから中学受験をされるお子様のために、参考になればと思います。

暑い!

毎日毎日暑いですね・・・
お盆過ぎてこんなに暑いとは、おととしの夏を思い出します。

ブログの更新もすっかりご無沙汰しておりました〜。
最近、FBのほうにシフトしておりまして、、、携帯から簡単にアップできるのが楽なんです。

それはそうと、新学期も始まって2週間弱。
お姉ちゃんは昨日から修学旅行に行きました。
うちに子どもが一人だけ、というのはこんなにも楽なものかと思います。
姉弟喧嘩もないですしね。うちが静かです。

いよいよ今年も後半に入りますね。
我が家は受験生がおりますので、私もなんだか落ち着かない毎日です。
心のゆとりが全くないので、スケッチは来春までお休みかな。。。
とりあえず、色塗りくらいはしようと思うのですが、時間的にも精神的にも難しい状態。
でも、この半年は、私の人生上、一番の試練かもしれないので・・・
頑張ります。

東雁来まで

涼しくなったり、暑くなったり・・・今日はまた暑いですね〜。
息子のサッカーの試合で東雁来サッカーアミューズメントパークまで車出し&応援に行ってきました。
北1条通りを快適にドライブしていたら、曲がるところをすっかり忘れ、豊平川も超えて江別まで入ってしまいましたが、無事到着。
試合は2勝、3敗、1引き分けと、もうちょっとな成績でした。夏休みに入り、練習不足と調整不足って感じで始めの試合は足が止まってました。最後は4点も入れて快勝でしたね!

試合から帰ってきたら、日光に当たった疲れで私はダウン気味〜。
ダメなんですね、長時間の日光。運動会の後とか、必ず具合が悪くなるので〜。

暑いからこれからビアガーデンにでも行きたいところですが、昨日も母とサントリーのブースで飲んでしまったので、今日はダンナのお許しが出ないかも。