夜市

夜市

夜市

日本ホラー小説大賞受賞作ということで読んでみました。ホラーというより、純文学に近い感じです。読んでいると頭の中に暗い夜市の情景がぽうっと浮かび上がってくるような作品でした。妖怪たちが様々な品物を売る、この世ならぬ不思議な市場、それが夜市。子供の頃に夜市に迷い込み、野球の才能と引き換えに弟を売った裕司が、今夜弟を買い戻すために再び夜市をおとずれる・・・ストーリー展開も面白くてそして哀しく、今までに読んだ本と違ったジャンル。すぐ読めます、おすすめ★★★★★