東京タワー(江國香織) 

東京タワー (新潮文庫)
江國香織の本は 情熱と冷静のあいだ に続いて2冊目。やっぱりあまりおもしろくなかった〜。19歳の少年と35歳、41,2?歳の女性との二組の恋愛小説。恋をするっていう感覚から遠ざかっているせいか、ぐぐっとくるものがなかった。あらすじ読んだらおもしろそうだったのに、残念〜。詩史という女性、映画では黒木瞳が演じたらしい。この女性、クラシックが好きかと思えば、ビリージョエルやオリビアニュートンジョンが好きだったりして、なんだか ちぐはぐでイメージがつかみきれなかった。自分の夫に不倫相手の19歳の少年を平然と紹介して食事まで一緒にとったり、自宅のパーティーに呼んでみたり・・・そういうどろどろな話だったら林真理子のほうが上手で面白い。どろどろになるのかなと思いきや、たんたんと話が進んでいって、??って思った。これが江国ワールドなんでしょうか?