久しぶりの更新になってしまいました。
下の子が、ハント症候群という、10万人に5人の罹患率ともいわれている、ちょっと難しい病気になっていたのです。
耳に出来た帯状疱疹ヘルペスが原因で、顔の片側に神経麻痺が出てしまう病気です。

幸い、発見が早く、抗ウイルス薬とステロイド薬の投与、針治療でほとんど完治しました。

4月2日の日曜のことです。
定山渓温泉に一泊してその朝、ホテルのラウンジでコーヒーを飲んでいると、向かいに座っている息子の口元がなんとなくゆがんでいることに気が付きました。その時点では、ぜんそくの治療中ということもあり、その時飲んでいたメプチンという薬の副作用かな?と思っていました。
念のため、月曜日に小児科を受診。小児科では「顎関節の問題かも」といわれ、紹介状を書いてもらい、その足で歯医者へ。
歯医者ではかみ合わせその他異常なしとのことで、しいて言うなら六歳臼歯のあたりからばい菌が入って耳下腺が少し腫れているかもしれないから、抗生物質で様子を見たら、とのこと。
もう一度小児科へ戻り、先生と相談。「今、抗生物質を出してもいいし、鼻も詰まっているから副鼻腔に膿があるかもしれないし、念のため耳鼻科へ行ってそれから抗生物質の相談をしてもいいけど、どうしますか?」と先生。「では念のため耳鼻科にも〜」と予約をいれました。

耳鼻科の予約は午後の4時ごろだったので、なんとなく不信に思った私は、家に一度もどって、パソコンでいろいろ調べてみました。そうしたら、「これじゃないだろうか??」という症状の病気を発見!
「ベル麻痺」という、単純ヘルペスウイルスのせいで顔面に神経麻痺がでる病気です。

耳鼻科に行って「ベル麻痺ではないか?」と先生に聞くと、ベル麻痺より少したちの悪い「ハント症候群」でした。
右の耳がわずかに赤く腫れていたのです。
ベル麻痺は何もしなくても7割の人が治るらしいのですが、ハント症候群は何もしなければ3割の人しか治らず、しかも予後も悪い治りにくい病気とのこと。発症してから三日以内に抗ウイルス薬を飲むことが非常に重要らしいです。

思えば金曜日に「耳が痛い」というので、土曜日に小児科も耳鼻科も受診してるんです。
その時にヘルペスのことを先生が疑ってくれれば〜〜〜、と思いましたが、その時点では無理だったんでしょうかね。
それにしても、小児科の先生。。。なんで私がパソコンでちょっと調べただけでもわかることが全然わからないわけ!?

針治療も併用して行っています。
おかげで、普通よりもすごく早く治っている様子。
習い事やサッカーなど、すべてお休みして、治療に専念しています。

せっかく冬をのりきったと思って喜んでいたのですが、季節の変わり目が要注意でした。