容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

直木賞受賞作。殺人を犯した母子のために、冴えない高校の数学教師がトリックをしかけて・・・
最後の展開は全く予想できなかった!!このはなしを思いつく東野圭吾氏、やっぱりすごい作家です!
東野圭吾氏の小説で一番好きなのはやっぱり「秘密」。あのラストも全くの想像外で、胸をつかれました。

今回の「容疑者Xの献身」も、単なるミステリーではなく、人間の悲哀が描かれていてストーリーに深みをもたせていました。だけど、主人公がみかけの冴えない中年男・・なので、なんだか想像すると気持ちが悪いし、感情移入も中途半端にしかできなかったという点で、私的にはおすすめ度★★★★☆。

あとは今ドラマにもなっている「白夜行」。こちらはトリックというよりも、より人間のエゴとか哀しさに焦点があてられていて、ものがたりとして、かなり読み応えがあります。どれもおもしろいので、是非読んでみてください!