東京タワー

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
この本の著書、リリー・フランキーについて知ってることは、NHK教育で見たことのあるアニメ「おでんくん」を書いてる人  ということくらいだった。サブタイトルの「僕とおかんと時々おとん」が表しているように、自分の幼少時代から、おかんを癌で亡くされるまでのことが書かれている。
ユーモアもあって、読みやすく、最後おかんが癌になってからのたたみかけるような語り口、最後は涙なしには読めません。しかし・・地方から東京に何かを目指して上京してくる人って、みなこんな思いを東京に対して抱いているんだろうか?生まれてから30年ちょっと、ずっと東京で当たり前のように暮らしてきた私には、その辺でちょっと引いてしまうものがあった。東京は私にとってふるさとだし、「東京タワーから見た景色(ビル)が墓石のように見える」と言われても・・・気持ちはわかるが、勝手にお墓にしんといてって感じもあり・・・
全体としてはおすすめな本です。