うつくしい子ども

うつくしい子ども (徳間文庫)

うつくしい子ども (徳間文庫)

池袋ウエストゲートパークの作者、石田衣良さんの作品。
子供による事件を子供が解決するという、作者が好きなパターンの小説で、単純に読み物としては面白かったけど、その後に得るものはこれといってなかった、かな。池袋WGPにしてもそうだけど、読んでいて次が読みたいと思わせる、テンポの良さはさすがなんだけど、内容が浅いような気がしてしょうがない。こういった事件ものは、宮部みゆきさんだったらこの4倍くらいの枚数はかかるんじゃないかな〜。逆に言うと、活字に普段慣れてない人がさらりと読むにはいいし、そういう風にさらりと、そう厚くない文庫一冊に治まるページ数でまとめられるのが石田さんの最大の魅力なのかも!?